乳酸菌が体に良い理由

腸内には、大体100～500種類、約100兆個の細菌が棲んでいるといわれています。

その細菌は、大きく分けて3種類に分類されます。

善玉菌

悪玉菌

日和見菌

善玉とか悪玉というのは、その細菌が活動する結果が人間の体にとって良い効果があるか、悪い効果があるかということで区別した言い方です。

日和見菌というのは、善玉菌の勢力が強い場合は動かず、悪玉菌が強ければ悪玉菌に加担するという、その時の情勢いかんで中立になったり悪玉になったりする菌です。

悪玉菌は、腸内の物質を食料として生きますが、その結果アンモニアや硫化水素、インドール、スカトールという悪臭物質を作り出します。

これらは、うんちが臭い原因です。おならが臭いのもこれらの悪臭物質のせいです。

臭いだけで無く体に良くないのです。

善玉菌は、活動することによって乳酸や酢酸を作り出し腸内を酸性に保ちます。

腸内が酸性に保たれる結果、善玉菌の繁殖が抑制されます。また、体外から入ってきた病原菌・ウィルスが住みにくくなります。

それだけでなく、作り出された乳酸や酢酸が大腸の蠕動運動を活発にすると言われています。
蠕動運動が活発で無いと便秘がちになります。

だから、善玉菌はお通じを良くします。

さらに、細胞を活性化するビタミンB群などの有効物質を作り出します。

だから、乳酸菌は体に良いのです。